22日・日曜から世田谷233で始まった、第3回個展「maboroshi」の展示の模様を、一部だけお見せしたい。

西馬込界隈で撮った、500枚近い写真の中から今回の個展に選んだものは、最終的に39枚。一ヶ月前から始めた写真の選定は、結局のところ搬入前夜まで続いた。そして21日は、選んだ写真を4時間かけて形に…。
今回は、初めて借りた233の“room”を活かして四面で展示を行っている。奥の6点を挟んだ左右の壁には、それぞれ「過去」と「現在」（厳密にはそれも“過去”になってしまうが）の移り変わりが見てとれるようにしている。むろん、奥の6点も同じように、移り変わりがわかるものを選んだ。

奥のテーブルには、今回の出展候補にしていたものを含め、約90点の写真をアルバムにして置いてある。こちらを観ていただければ、より自分が撮り歩いてきた世界が判るようになっている。
また今回の会期中は、7年前に開かれた233等の共同企画イベント「三軒茶屋エクスペリエンス」で自分が撮った写真も、今回のアルバムの傍に特別に置かせていただいている。後々、三茶「StagePF」で開かれるようになった233＋PFの共同企画「DIVERSITY」の前身とも云えるもので、当時の233の仲間やミュージシャンも多数載っている。

29日・日曜まで公開中なので、お時間があれば世田谷233までお越しいただきたい。

—-

同じく世田谷233の“wall”では、「233写真部 ポスカ展３」が30日月曜まで開催中。ポスカ展にも、自分の撮った写真を出品している。

写真は、昨年7月に清澄白河で撮った「川せがき灯籠流し」の模様。関東大震災や東京大空襲で亡くなった多くの人々を供養するための催しに、さる震災への「祈り」を重ねていた。 こちらは、ちょうどポスカ展募金箱のすぐ右側に置かれているので、募金いただいた後、気に入った作品といっしょに持って帰っていただければ幸いだ。

—-

世田谷233 http://233.jp/
233写真部 http://233photos.net/