深川フォトセッション・1 深川フォトセッション・2

35歳の誕生日を迎えた19日は、昼下がりから「深川フォトセッション」開催中の清澄白河を歩く。
“フォトセッション”とはあるが、撮影会ではない。これは、清澄白河駅周辺のギャラリーや商店で合同開催の写真展。「深川いっぷく」のミニコミ誌「深川福々」が中心になって、街ぐるみでの開催になっている。簡単にいえば、街歩きしながら写真を観る感じだ。ギャラリーのみならず、昭和を感じさせる古いクリーニング屋の軒先や、つぶれた元・肉屋の壁に も、ゲリラ的といえる程に写真が展示されていたし、商店街事務所の中では、この街にあった同潤会アパートの写真も多数展示されている。
途中、アイスキャンデーを買った土産物屋の横にも、深川八幡祭り@門仲の大伸ばしがあったりしたし、下町風情を感じながらの写真展というのは、自分にとっては意外な「発見」かもしれない。

深川フォトセッション・3最後に訪れた隅田川沿いの「深川番所」では、ピンホール写真の展示が行われていた。「水の流れる町で」と題された写真展は、その名の通り隅田川のあちこちを自作/改造のピンホールカメラで撮られたもので、個人的には「青空の下の、青い清洲橋」が印象的だった。

とくに驚いたのは、この展示といっしょに造られた巨大なピンホール暗箱「隅田川カメラオブスキュラ」。人が一人入れる巨大な暗箱の中で、逆さまに写る隅田川の眺めは、まさにピンホールカメラの中を体験できる貴重なものだった。

汗だくになって暗箱を出ると、ちょうどよく瓶サイダーがギャラリー内で売られていたので、早速飲んでみる。能登半島の天然塩が入った「しおサイダー」という珍しいもので、普通のサイダーよりも口の中がスッキリする感じがした。汗だくの自分にはちょうどよかったかもなw

*深川フォトセッション
http://www.geocities.jp/mitsugusemi/